GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)発信情報を長期的な投資の参考に
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)についてご存じでしょうか。私自身も恥ずかしながらこれまで知らなかったのですが、2021年春頃からTwitterやYouTubeで積極的に情報を発信しています。その情報は長期的な投資を考える上で参考になりそうなので、今回取り上げてみたいと思います。
GPIFは「年金積立金管理運用独立行政法人」の略称です。この行政法人の詳細は以下になります。
Wikipediaより
つまりは公的年金の運用元、と捉えて良いかと思います。公的年金については以前から度々ニュースでも「あてにならない」「制度として崩壊している」といった声もあるので、私自身も正直否定的な見方だし、実際にWikipediaに載っている2019年度までの運用実績も芳しくないです。
ただ、最近になって情報をインターネットで積極的に発信する様になっています。
実際の発信例としては、現在確認できている限りだけでもYouTube、Twitterがあります。
・GPIF channel(YouTube)
・Twitter公式アカウント
YouTubeだと、2020年運用状況についての会見動画がアップされています。
Twitterだと、投資に関するTipsを都度投稿しています。
Twitterの情報は投資の考え方を理解する上でグラフなども掲載してくれていて、分かりやすいです。これ以外にも、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の年度別のリターンをまとめたマトリックスを投稿した例もあります。
これらの運用実績は探そうと思ってもすぐに見つからなかったりするので、情報源の一つとしては貴重だな、と思っています。
そしてGPIFが発表した2020年度の運用実績ですが、まぁ好調だったようです。
引用:GPIFサイト「運用実績はどのような状況ですか。」
イチ社会人として社会保険料を毎月搾取されている身としては、公的年金もしっかり頂きたいのが本音なので、運用が好調であることはありがたい限りです。・・・企業型確定拠出年金(かつ選択制DC)なので社会保険料自体は節税対象ではあるのですが。
そして今回紹介したGPIFの運用については、企業型確定拠出年金やつみたてNISAと同様に長期に渡る投資運用モデルだと思っています。そのため、GPIFの運用は非常に参考になりそうです。今後も随時情報はチェックしようかと考えています。
今回のGPIFの年度ごとの運用実績にもある通り単年ではマイナスの時期もありますが、トータル的に見ればプラスに転じている、という状況でした。これが長期的な投資の最大のメリットではないかと思っています。GPIFのサイトでも説明コンテンツがあります。
長期的な分散投資の効果(GPIF Webサイト)
元本変動型の商品で長期的に運用する際のメリットを整理する上で参考になると思います。そして先に記事化した「ほったらかし投資」による長期投資の運用はまさにこの考え方だな…と思っています。FIRE狙いの方には不向きですが、30代・40代頃から長期に渡り資産運用を検討したい方は内容をチェックしても良いと思います。
【補足】
「ほったらかし投資」が魅力に見える3つのポイント(2021/7/4)
GPIFとは
GPIFは「年金積立金管理運用独立行政法人」の略称です。この行政法人の詳細は以下になります。
年金積立金管理運用独立行政法人(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん、英語: Government Pension Investment Fund, GPIF)は、厚生労働省所管の独立行政法人である。日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行っている。運用方法は運用受託機関(信託銀行や投資顧問会社)との投資一任契約もしくは一部の自家運用による。
1961年(昭和36年)10月に成立した年金福祉事業団法に基づき、同年11月25日に特殊法人として年金福祉事業団が設立された。同事業団は1986年(昭和61年)4月18日に年金資金の運用を開始し、公的年金の積立金運用を財政投融資に預託して行っていた。
1996年(平成8年)に成立した第2次橋本内閣が進めた特殊法人等改革により、政府は年金資金の自主運用を求められることになり、2001年(平成13年)3月に同事業団は廃止され、同年4月1日に年金資金運用基金へ改組された。2006年(平成18年)4月1日に年金積立金管理運用独立行政法人が設立され、同日付で廃止された同基金から年金積立金の管理・運用業務を引き継いだ。
Wikipediaより
つまりは公的年金の運用元、と捉えて良いかと思います。公的年金については以前から度々ニュースでも「あてにならない」「制度として崩壊している」といった声もあるので、私自身も正直否定的な見方だし、実際にWikipediaに載っている2019年度までの運用実績も芳しくないです。
ただ、最近になって情報をインターネットで積極的に発信する様になっています。
GPIFが発信する情報例
実際の発信例としては、現在確認できている限りだけでもYouTube、Twitterがあります。
・GPIF channel(YouTube)
・Twitter公式アカウント
YouTubeだと、2020年運用状況についての会見動画がアップされています。
Twitterだと、投資に関するTipsを都度投稿しています。
#GPIF は長期的な観点から #国際分散投資 を実施しています。国内外の債券・株式の4資産に均等投資し、保有期間を1年間/10年間で比較した過去データをご覧ください。1年間では投資元本を割り込んだ年がいくつかありますが10年間では元本を割り込んだことはありませんでした。https://t.co/JdFwPP7uFb pic.twitter.com/vmigvIceuR
— GPIF (@gpiftweets) July 11, 2021
Twitterの情報は投資の考え方を理解する上でグラフなども掲載してくれていて、分かりやすいです。これ以外にも、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の年度別のリターンをまとめたマトリックスを投稿した例もあります。
#GPIF は、長期的な観点から国際分散投資を実施しています。主要4資産の代表的な指数のリターンの推移をご覧ください。毎年値上がりの大きい資産クラスを当て続けることは困難ですが、過去データでは、#分散投資 をすることで、長期的には安定した収益を得られています。https://t.co/8EqTkmihDo pic.twitter.com/Yx04FxXzPY
— GPIF (@gpiftweets) July 14, 2021
これらの運用実績は探そうと思ってもすぐに見つからなかったりするので、情報源の一つとしては貴重だな、と思っています。
長期的な投資のメリットについて
そしてGPIFが発表した2020年度の運用実績ですが、まぁ好調だったようです。
2020年度の運用実績は、収益率は+25.15%、収益額は+37兆7,986億円となりました。また、市場運用を開始した2001年度から2020年度までの累積収益額は、+95兆3,363億円となりました。
引用:GPIFサイト「運用実績はどのような状況ですか。」
イチ社会人として社会保険料を毎月搾取されている身としては、公的年金もしっかり頂きたいのが本音なので、運用が好調であることはありがたい限りです。・・・企業型確定拠出年金(かつ選択制DC)なので社会保険料自体は節税対象ではあるのですが。
そして今回紹介したGPIFの運用については、企業型確定拠出年金やつみたてNISAと同様に長期に渡る投資運用モデルだと思っています。そのため、GPIFの運用は非常に参考になりそうです。今後も随時情報はチェックしようかと考えています。
今回のGPIFの年度ごとの運用実績にもある通り単年ではマイナスの時期もありますが、トータル的に見ればプラスに転じている、という状況でした。これが長期的な投資の最大のメリットではないかと思っています。GPIFのサイトでも説明コンテンツがあります。
長期的な分散投資の効果(GPIF Webサイト)
元本変動型の商品で長期的に運用する際のメリットを整理する上で参考になると思います。そして先に記事化した「ほったらかし投資」による長期投資の運用はまさにこの考え方だな…と思っています。FIRE狙いの方には不向きですが、30代・40代頃から長期に渡り資産運用を検討したい方は内容をチェックしても良いと思います。
【補足】
「ほったらかし投資」が魅力に見える3つのポイント(2021/7/4)