確定拠出年金以外での将来に向けた資産形成
今回は節約や自己投資、NISAやクレカ積立や少額投資など、確定拠出年金以外の資産形成の方法を検討してみます。
将来に向けて、老後に向けて資産を形成していきたいという声は結構あると思いますが、個人的に不思議な点としては節約にあまり目が向いていない点です。月に1万円節約したら年間12万円、それを20年間続ければ240万円…。この様に資産が残っていきます。
ただ、なんでも節約、というと少し窮屈感があるので、使いたい時はそれなりにお金を使う場合はあります。私の場合は毎月末に口座の残高などはチェックしています。「今月は使いすぎたな…」など反省するときも多々ありますが、月1度管理しておくことでお金の使い道は少しずつ賢くなっていく筈です。
なお、ここ数年の大きな進歩としては、夜に飲みに行ったときも必ず終電で変える様にしています。コロナ環境下もあってタクシーで帰る、というケースは減っていましたが、それによる良い影響を実感したので、オフィスに出社する様になってからもタクシー帰りは一切しない様にしています。そのような生活習慣の変化で改善は図れると思います。
資産形成の上で、やっぱりサラリーアップは外せない要素だと思います。最近は成果主義、という言葉が流行っていますが、成果を出すには結局それまでの過程が重要なわけで、その過程を良質にするために何が必要か考えると良いのかな、と思っています。過程が良質であれば、成果もついてきます。
その過程を良質にするためには自己学習、自己投資が必要だと思います。最近はFIREという言葉も目にする様になりましたが、実際にFIREを達成できる方は一握りであり、FIREを達成した方は並々ならぬ自己学習と自己投資を行っています(あと有益な情報を得るためのコミュニティを形成されている点も特徴的)。資産形成のためには結局は自己学習、自己投資は欠かせない要素です。
またサラリーアップを考えた時、評価者(サラリー決定者)の立場になって考えてみることも必要だと思います。日本の場合は自己主張が苦手な方も多いとは思いますが、評価者に顔と名前を一致させるくらいの認知度は得ておいた方が良いと思います。
ちなみに私が述べている評価者は複数の人間が対象です。直属の上長は当然ながら顔と名前は一致しますが、多くの企業において評価は一人で決めるわけではありません。複数の評価者の協議で決まります。となると、複数の評価者に対して自分の存在、自分の成果を認知してもらう働きかけが重要だと思います。
NISA制度に関しては確定拠出年金を運用中の方が最もセットで行っている投資だと思います。特につみたてNISA。基本的に確定拠出年金と同様に積立型の投資になるので、月々にもう少し金融投資に回せる資金があるなら、つみたてNISAは確実に開始すべきかと思います。
なお私は一般NISAを行っているので、つみたてNISAはやっていません。一般NISAを選択したのは単純に利用できる金額の違い(一般NISAは上限120万円。つみたてNISAは上限40万円)で、現状では一般NISAの上限近く資金を回せそうだった、というだけです。将来はつみたてNISAに帰る可能性は十分にあります。
一般NISAとつみたてNISAの違いは以下URLが分かりやすいかと思います。
完全決着!NISA・つみたてNISAどっちにすべき?~違いから導き出される答え~(わらしべ瓦版)
クレカ積立も投資方法の一つです。有名なのは「楽天カード所有者が楽天証券でクレジットカードで積立投資を行うと、楽天ポイントが還元される」という内容です。
楽天カード所有者が多くクレカ積立を楽天証券で行ったことで、他の証券会社、他の携帯キャリアでも同様の取り組みが増えてきました。SBI証券だと三井住友銀行と協業で既に開始していますし、KDDIもau Payカードとauカブコム証券という組み合わせで今年4月から開始しました。
私は元々auユーザーだったので、今年au Payカードを作ってクレカ積立を開始しています。通常だと何か商品を購入すれば1%程度のポイントが還元されるのが一般的です。ただ、クレカ積立では積み立てた金額でポイントが還元される仕組みなので、将来に向けた資産形成の過程でポイントがもらえる…と考えれば着手する価値はあるかな、と考えています。
※もちろん、積み立てた費用が元本割れするケースは十分あり得ます。自己責任で実施は判断してください。
最後はベンチャー企業への小規模投資です。これは実際にその投資が行えるサービス例としてFUNDINOなどが挙げられます。アメリカで今となっては世界に大きな影響を持つメガ企業(Apple、Google、Microsoft、Amazonなど)が多く存在するのは、アメリカには多くのエンジェル投資家が居ることだと思っています。私も過去にベンチャー企業に在籍していたことがありますが、資金集めの話を聞くたびにアメリカのダイナミズムの凄味を感じました。国内にその文化があれば、多くのベンチャー企業が時間をかけずに成長する土壌が生まれるかも…と感じています。
そのような考えもあったので、本当に数件の話ですが、FUNDINOで掲載されたプロジェクトを見て「本当に将来この世界観が実現できると素晴らしそうだな」と感じた企業に少額の投資を行っています。
資産形成の観点で言えば確実性は薄い(将来リターンが返ってくるかの可能性は低い)という認識はあるので資産形成に入れない方が良いのかもしれないですが、最近はエンジェル税制といった制度もあります。現制度はふるさと納税と比較するとまだ充実していない印象が個人的にはありますが、もう少し制度が改善されれば、国内ベンチャーの資金集めに良い影響が生まれてくるのでは、と考えています。
エンジェル税制の仕組みについて調べてみた(2022/5/29)
節約に取り組む
将来に向けて、老後に向けて資産を形成していきたいという声は結構あると思いますが、個人的に不思議な点としては節約にあまり目が向いていない点です。月に1万円節約したら年間12万円、それを20年間続ければ240万円…。この様に資産が残っていきます。
ただ、なんでも節約、というと少し窮屈感があるので、使いたい時はそれなりにお金を使う場合はあります。私の場合は毎月末に口座の残高などはチェックしています。「今月は使いすぎたな…」など反省するときも多々ありますが、月1度管理しておくことでお金の使い道は少しずつ賢くなっていく筈です。
なお、ここ数年の大きな進歩としては、夜に飲みに行ったときも必ず終電で変える様にしています。コロナ環境下もあってタクシーで帰る、というケースは減っていましたが、それによる良い影響を実感したので、オフィスに出社する様になってからもタクシー帰りは一切しない様にしています。そのような生活習慣の変化で改善は図れると思います。
- 資産形成のために、月々の収支をチェックする
- 節約できそうなポイントを把握する
自己成長によるサラリーアップ
資産形成の上で、やっぱりサラリーアップは外せない要素だと思います。最近は成果主義、という言葉が流行っていますが、成果を出すには結局それまでの過程が重要なわけで、その過程を良質にするために何が必要か考えると良いのかな、と思っています。過程が良質であれば、成果もついてきます。
その過程を良質にするためには自己学習、自己投資が必要だと思います。最近はFIREという言葉も目にする様になりましたが、実際にFIREを達成できる方は一握りであり、FIREを達成した方は並々ならぬ自己学習と自己投資を行っています(あと有益な情報を得るためのコミュニティを形成されている点も特徴的)。資産形成のためには結局は自己学習、自己投資は欠かせない要素です。
またサラリーアップを考えた時、評価者(サラリー決定者)の立場になって考えてみることも必要だと思います。日本の場合は自己主張が苦手な方も多いとは思いますが、評価者に顔と名前を一致させるくらいの認知度は得ておいた方が良いと思います。
ちなみに私が述べている評価者は複数の人間が対象です。直属の上長は当然ながら顔と名前は一致しますが、多くの企業において評価は一人で決めるわけではありません。複数の評価者の協議で決まります。となると、複数の評価者に対して自分の存在、自分の成果を認知してもらう働きかけが重要だと思います。
- 成果を上げるには、良質な過程が必要
- 自己学習・自己投資は資産形成に欠かせない要素
- 評価者に自身の存在を認知してもらう
NISA制度の活用
NISA制度に関しては確定拠出年金を運用中の方が最もセットで行っている投資だと思います。特につみたてNISA。基本的に確定拠出年金と同様に積立型の投資になるので、月々にもう少し金融投資に回せる資金があるなら、つみたてNISAは確実に開始すべきかと思います。
なお私は一般NISAを行っているので、つみたてNISAはやっていません。一般NISAを選択したのは単純に利用できる金額の違い(一般NISAは上限120万円。つみたてNISAは上限40万円)で、現状では一般NISAの上限近く資金を回せそうだった、というだけです。将来はつみたてNISAに帰る可能性は十分にあります。
一般NISAとつみたてNISAの違いは以下URLが分かりやすいかと思います。
完全決着!NISA・つみたてNISAどっちにすべき?~違いから導き出される答え~(わらしべ瓦版)
クレカ積立の活用
クレカ積立も投資方法の一つです。有名なのは「楽天カード所有者が楽天証券でクレジットカードで積立投資を行うと、楽天ポイントが還元される」という内容です。
楽天カード所有者が多くクレカ積立を楽天証券で行ったことで、他の証券会社、他の携帯キャリアでも同様の取り組みが増えてきました。SBI証券だと三井住友銀行と協業で既に開始していますし、KDDIもau Payカードとauカブコム証券という組み合わせで今年4月から開始しました。
私は元々auユーザーだったので、今年au Payカードを作ってクレカ積立を開始しています。通常だと何か商品を購入すれば1%程度のポイントが還元されるのが一般的です。ただ、クレカ積立では積み立てた金額でポイントが還元される仕組みなので、将来に向けた資産形成の過程でポイントがもらえる…と考えれば着手する価値はあるかな、と考えています。
※もちろん、積み立てた費用が元本割れするケースは十分あり得ます。自己責任で実施は判断してください。
- クレカ積立は資産形成しながらポイントがもらえる仕組み
- 様々な企業が用意しているので自分が利用する経済圏に合わせて実施を検討
ベンチャー企業への小規模投資
最後はベンチャー企業への小規模投資です。これは実際にその投資が行えるサービス例としてFUNDINOなどが挙げられます。アメリカで今となっては世界に大きな影響を持つメガ企業(Apple、Google、Microsoft、Amazonなど)が多く存在するのは、アメリカには多くのエンジェル投資家が居ることだと思っています。私も過去にベンチャー企業に在籍していたことがありますが、資金集めの話を聞くたびにアメリカのダイナミズムの凄味を感じました。国内にその文化があれば、多くのベンチャー企業が時間をかけずに成長する土壌が生まれるかも…と感じています。
そのような考えもあったので、本当に数件の話ですが、FUNDINOで掲載されたプロジェクトを見て「本当に将来この世界観が実現できると素晴らしそうだな」と感じた企業に少額の投資を行っています。
資産形成の観点で言えば確実性は薄い(将来リターンが返ってくるかの可能性は低い)という認識はあるので資産形成に入れない方が良いのかもしれないですが、最近はエンジェル税制といった制度もあります。現制度はふるさと納税と比較するとまだ充実していない印象が個人的にはありますが、もう少し制度が改善されれば、国内ベンチャーの資金集めに良い影響が生まれてくるのでは、と考えています。
エンジェル税制の仕組みについて調べてみた(2022/5/29)