運用開始後、過去最低の運用利回りまで下落。2022年6月の企業型DC資産評価額構成比と運用利回り実績
2022年も上半期が終了しました。今回は2022年6月末における、自身の企業型DCにおける運用商品別の構成比、運用利回り実績を公開します。
まずは運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比です。最近はスイッチングやリバランスを行っていないこともあるので、今回は前年同月比較で作成しました。

1年の比較でみると、外国株式の比率が10%程度増えていて、かつ国内債券と国内株式は比率が減少しました。これは去年行ったスイッチングとリバランスによるもので、2021年1月以降は外国株式の割合を増やしたことが要因です。結果、現在は外国株式、更に言えば米国株式の市場状況次第で私の運用利回り実績は大きく左右される形となっています。
続いて、6月末の損益率が以下になります。

結論から言えば、2021年1月以降では最も低い損益率となりました。実は6月中旬に一度マイナスにもなりました。
前述の通り、私の企業型DCの実績に関しては米国株式の市場状況の影響を大きく受けるのですが、6月については米国市場は完全に下降トレンドで、6月中旬が最も底値を付ける状態でした。

Google Financeより
6月下旬にやや回復したのでプラスに転じましたが、2020年4月の企業型DC運用開始以来、初めてマイナスの状態を経験しました。おそらく数年以内にまた経験する事になるのか、と感じています。
運用利回りも実績は芳しくありません。

損益率と同様、運用利回り(年率換算)も3.4%でした。ただ過去までは損益率と運用利回りの数値実績が一致しない状態でした。これは算出するロジックが異なるからですが、2022年6月は極めて近い数値となりました。ちなみに2020年4月からの運用なので、運用開始後26か月目のタイミングになります。今後の損益率と運用実績の乖離も少し気にしながら経緯を見てみたいと思います。
結論としては現状は企業型DCの運用はあまり利益を産み出しておらず、そして直近数年間も大きな利益は期待できないと思います。ただ、さらに株価が下がれば購入できる量も増えるわけなので、私にとって最短のゴールとなる15年以上先にある程度のプラスに転じてくれていれば問題ない、と思っています。損益率と運用利回りは今後も毎月記録していきますが、運用方針を大きく見直すことは考えていません。
最後に、ここ数年のiDeCoと確定拠出年金の注目度をGoogleトレンドで調べてみました。Googleトレンドは簡単に言えばGoogle検索で検索されたボリュームをチェックできるWebサイトです。実際の検索数はスコアとして表示するので不明ですが、ボリュームは認識できます。
まずは過去5年の推移です。

Googleトレンドより
この折れ線グラフの中間が2020年1月頃になりますが、それ以降は検索ボリュームが増えていますね。ニュース記事でも散々取り上げられていましたが、コロナ禍のタイミングで投資熱が増えていったことが分かります。特に青色のiDeCoが分かりやすいですね。
そして直近1年だと、下記になります。

Googleトレンドより
iDeCo(青色)、確定拠出年金(赤色)いずれも検索ボリュームが2021年11月頃に増えていますが、理由は某議員の発言によるものです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
「NISAに課税」発言とNISA制度について(2021/10/30)
そして2022年4月には確定拠出年金のボリュームが増えていますが、これはおそらく新社会人が会社から制度の説明を受けての増加だと思います。私のこのブログも4月は非常に訪問数が増えていました。
そしてiDeCoは後半に山ができていますが、これは2022年5月末~6月初旬の週です。これは岸田首相による「Invest in Kishida」発言がきっかけとなっています。iDeCoの検索ボリュームは政治家による金融政策の発言に応じて増加していることが良く分かります。政治家の皆様におかれましては、確定拠出年金に対しては日本国内でも注目度が高まりつつある点を考慮の上で金融政策の検討、また発言内容を検討して欲しいところです。
2022年6月末時点における各運用商品カテゴリーの資産評価額構成比
まずは運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比です。最近はスイッチングやリバランスを行っていないこともあるので、今回は前年同月比較で作成しました。

1年の比較でみると、外国株式の比率が10%程度増えていて、かつ国内債券と国内株式は比率が減少しました。これは去年行ったスイッチングとリバランスによるもので、2021年1月以降は外国株式の割合を増やしたことが要因です。結果、現在は外国株式、更に言えば米国株式の市場状況次第で私の運用利回り実績は大きく左右される形となっています。
2022年6月末時点の損益率と運用利回り推移
続いて、6月末の損益率が以下になります。

結論から言えば、2021年1月以降では最も低い損益率となりました。実は6月中旬に一度マイナスにもなりました。
前述の通り、私の企業型DCの実績に関しては米国株式の市場状況の影響を大きく受けるのですが、6月については米国市場は完全に下降トレンドで、6月中旬が最も底値を付ける状態でした。

Google Financeより
6月下旬にやや回復したのでプラスに転じましたが、2020年4月の企業型DC運用開始以来、初めてマイナスの状態を経験しました。おそらく数年以内にまた経験する事になるのか、と感じています。
運用利回りも実績は芳しくありません。

損益率と同様、運用利回り(年率換算)も3.4%でした。ただ過去までは損益率と運用利回りの数値実績が一致しない状態でした。これは算出するロジックが異なるからですが、2022年6月は極めて近い数値となりました。ちなみに2020年4月からの運用なので、運用開始後26か月目のタイミングになります。今後の損益率と運用実績の乖離も少し気にしながら経緯を見てみたいと思います。
結論としては現状は企業型DCの運用はあまり利益を産み出しておらず、そして直近数年間も大きな利益は期待できないと思います。ただ、さらに株価が下がれば購入できる量も増えるわけなので、私にとって最短のゴールとなる15年以上先にある程度のプラスに転じてくれていれば問題ない、と思っています。損益率と運用利回りは今後も毎月記録していきますが、運用方針を大きく見直すことは考えていません。
Googleトレンドによる確定拠出年金の注目度について
最後に、ここ数年のiDeCoと確定拠出年金の注目度をGoogleトレンドで調べてみました。Googleトレンドは簡単に言えばGoogle検索で検索されたボリュームをチェックできるWebサイトです。実際の検索数はスコアとして表示するので不明ですが、ボリュームは認識できます。
まずは過去5年の推移です。

Googleトレンドより
この折れ線グラフの中間が2020年1月頃になりますが、それ以降は検索ボリュームが増えていますね。ニュース記事でも散々取り上げられていましたが、コロナ禍のタイミングで投資熱が増えていったことが分かります。特に青色のiDeCoが分かりやすいですね。
そして直近1年だと、下記になります。

Googleトレンドより
iDeCo(青色)、確定拠出年金(赤色)いずれも検索ボリュームが2021年11月頃に増えていますが、理由は某議員の発言によるものです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
「NISAに課税」発言とNISA制度について(2021/10/30)
そして2022年4月には確定拠出年金のボリュームが増えていますが、これはおそらく新社会人が会社から制度の説明を受けての増加だと思います。私のこのブログも4月は非常に訪問数が増えていました。
そしてiDeCoは後半に山ができていますが、これは2022年5月末~6月初旬の週です。これは岸田首相による「Invest in Kishida」発言がきっかけとなっています。iDeCoの検索ボリュームは政治家による金融政策の発言に応じて増加していることが良く分かります。政治家の皆様におかれましては、確定拠出年金に対しては日本国内でも注目度が高まりつつある点を考慮の上で金融政策の検討、また発言内容を検討して欲しいところです。