ジャクソンホール会議後に資産は下落。2022年8月の企業型DC資産評価額構成比と運用利回り実績
9月になったので、2022年8月末の企業型DC運用利回り実績を振り返ります。8月は下旬ごろまで運用利回りや損益率は上昇傾向にありましたが、8/25の米国ジャクソンホール会議でFRB(連邦準備制度理事会)パウエル議長が引き続き金利の利上げを継続する旨を発言してから株価が下落したため、7月実績を下回る運用利回りになりました。
ポートフォリオ構成は先月時点と変わらないので割愛し、さっそく損益率の結果から掲載します。

結果としては6%台となりました。8月中旬は10%近くまで上昇傾向でしたが、先述の通りジャクソンホール会議後にマイナストレンドになり、先月を若干下回る数値で着地しています。
次に運用利回り実績です。

損益率とほぼ同様の状況で、先月比で見ると運用利回り実績の方が下落しています。資産評価額と累計掛金で計算している損益率と異なり、
運用利回りは結構複雑な計算式になっているので、この違いを理解するのは難解ですが、将来に向けた資産形成という意味では損益率より運用利回り実績の数値の方が重要度が高いと考えています。ですので、単純に言えば8月末の状況だと、少なくとも7月末より資産形成で期待できる金額は減少した、という事になるかと思っています。
なお、運用利回りの計算については、Excelでの計算手順を開設する記事は確認しているので、ご興味があればご覧ください。
資産運用を始めよう!Excelの6つの関数で投資の利回りを計算(Oh!Ya 2018/12/27)
冒頭に述べた、ジャクソンホール会議後の株価下落については、Google Financeの推移を掲載します。

Google Financeより
上記の通り、8月最後のあたりから下落している状態となりました。
ジャクソンホール会議の際、FRBパウエル議長が米国のインフレ対策として金利の利上げを引き続き継続していく姿勢を公に示したので、すごく簡単に言えば「金利は今後緩やかになるかも。であれば、株価も上昇するかも」という楽観視論が覆り、保有株の売却が進んだと見られています。
今年は金利の利上げによる株価の変動が激しい状態で、少なくとも米国ではインフレ退治に躍起になっています。インフレ退治は景気後退に繋がりかねない話ではあるので、米国株式市場は先が読めない状態ですが来年以降でさらに下落する可能性もあるかもしれません。
「今後、米国株式は下落するかも」と触れていますが、私のポートフォリオとしては、現在は外国株式(米国株が大半)に掛金の7割を投下しています。現在の資産としても、ほぼ7割近い状態です。

直近数年ではこの保有済みの外国株式の価値は下落する可能性の方が高いだろうな、と考えていますが、リバランスやスイッチングは考えていません。数年で見たら下落する可能性は強いですが、10年後、20年後には復調する可能性の方が高いと思っている為です。
下記がGoogle Financeで最大で見た場合のNYダウ・NASDAQ・日経平均株価の推移で、真ん中にポイントを置いた地点が2020/1/21地点、そして当時の指数です。

Google Financeより
日経平均株価はさて置いたとして、NYダウやNASDAQは長期で見れば大きく成長しているので、直近の下落で慌てる必要はないと思っています。下落した時期は、安く株数を購入できる時期、と捉えリバランスもスイッチングも特には検討していません。このままのポートフォリオ戦略で行きたいと考えています。
ただ、もし必ず何かしら変えなければならない、という条件が仮にあるとするなら、以下の手を考えるかもしれません。
実際に上記の手を打つ可能性は低いのですが、理由は「あまり細かく運用見直しをしたくない」という怠惰な理由になるので、こまめに運用している方ならば着手するのかもしれません。どちらが正解かは正直分からないので、自身で納得する形で決めるしかないかと思っています。
私の場合は「できる限りほったらかしの状態で、必要なタイミングのみリバランスやスイッチングを行う」と決めていて、今はそのタイミングではない、という判断です。
2022年8月末時点の損益率と運用利回り推移
ポートフォリオ構成は先月時点と変わらないので割愛し、さっそく損益率の結果から掲載します。

結果としては6%台となりました。8月中旬は10%近くまで上昇傾向でしたが、先述の通りジャクソンホール会議後にマイナストレンドになり、先月を若干下回る数値で着地しています。
次に運用利回り実績です。

損益率とほぼ同様の状況で、先月比で見ると運用利回り実績の方が下落しています。資産評価額と累計掛金で計算している損益率と異なり、
運用利回りは結構複雑な計算式になっているので、この違いを理解するのは難解ですが、将来に向けた資産形成という意味では損益率より運用利回り実績の数値の方が重要度が高いと考えています。ですので、単純に言えば8月末の状況だと、少なくとも7月末より資産形成で期待できる金額は減少した、という事になるかと思っています。
なお、運用利回りの計算については、Excelでの計算手順を開設する記事は確認しているので、ご興味があればご覧ください。
資産運用を始めよう!Excelの6つの関数で投資の利回りを計算(Oh!Ya 2018/12/27)
2022年8月のNYダウ・NASDAQ・日経平均株価の推移
冒頭に述べた、ジャクソンホール会議後の株価下落については、Google Financeの推移を掲載します。

Google Financeより
上記の通り、8月最後のあたりから下落している状態となりました。
ジャクソンホール会議の際、FRBパウエル議長が米国のインフレ対策として金利の利上げを引き続き継続していく姿勢を公に示したので、すごく簡単に言えば「金利は今後緩やかになるかも。であれば、株価も上昇するかも」という楽観視論が覆り、保有株の売却が進んだと見られています。
今年は金利の利上げによる株価の変動が激しい状態で、少なくとも米国ではインフレ退治に躍起になっています。インフレ退治は景気後退に繋がりかねない話ではあるので、米国株式市場は先が読めない状態ですが来年以降でさらに下落する可能性もあるかもしれません。
今後のポートフォリオ戦略について
「今後、米国株式は下落するかも」と触れていますが、私のポートフォリオとしては、現在は外国株式(米国株が大半)に掛金の7割を投下しています。現在の資産としても、ほぼ7割近い状態です。

直近数年ではこの保有済みの外国株式の価値は下落する可能性の方が高いだろうな、と考えていますが、リバランスやスイッチングは考えていません。数年で見たら下落する可能性は強いですが、10年後、20年後には復調する可能性の方が高いと思っている為です。
下記がGoogle Financeで最大で見た場合のNYダウ・NASDAQ・日経平均株価の推移で、真ん中にポイントを置いた地点が2020/1/21地点、そして当時の指数です。

Google Financeより
日経平均株価はさて置いたとして、NYダウやNASDAQは長期で見れば大きく成長しているので、直近の下落で慌てる必要はないと思っています。下落した時期は、安く株数を購入できる時期、と捉えリバランスもスイッチングも特には検討していません。このままのポートフォリオ戦略で行きたいと考えています。
ただ、もし必ず何かしら変えなければならない、という条件が仮にあるとするなら、以下の手を考えるかもしれません。
- 外国株式を一部売却して、外国債券商品を購入(スイッチング)
- 外国株式への掛金を増やす(リバランス)
実際に上記の手を打つ可能性は低いのですが、理由は「あまり細かく運用見直しをしたくない」という怠惰な理由になるので、こまめに運用している方ならば着手するのかもしれません。どちらが正解かは正直分からないので、自身で納得する形で決めるしかないかと思っています。
私の場合は「できる限りほったらかしの状態で、必要なタイミングのみリバランスやスイッチングを行う」と決めていて、今はそのタイミングではない、という判断です。