企業型確定拠出年金の運用考察 TOP > 企業型DCの運用実績 > 1月に続き下落止まらず。2022年2月の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

1月に続き下落止まらず。2022年2月の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

暦が3月になりましたので、2月末までの企業型DC運用実績を振り返ります。以前からリスク要因となっていた米国における金融政策引き締め(金利引き上げ)に加え、ウクライナ情勢というリスクも要因も生じたことから株式市場は下落トレンドが止まらない状態になり、株式中心で構成している自身の企業型DCは1月に続いてマイナストレンドとなりました。


2022年2月末時点における運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比


20022年2月末時点の運用商品カテゴリー別の資産評価額構成は、以下となりました。
2022年2月末時点の運用商品カテゴリー別資産評価額構成比
1月末時点から外国株式の割合が増え、代わりに国内株式の割合が減っています。この要因ですが、先月中にスイッチングを少し実施しており、アクティブファンド型の株式商品を売却、代わりにパッシブ型(インデックスファンド型)の外国株式商品を購入したためです。アクティブファンド型の株式商品について運用益が出ているうちに、信託報酬が低いパッシブ型に移しておこう、という趣旨でスイッチングを行いました。

その関係で2月以降の拠出額の使い方についてリバランスも行っており、これまでアクティブファンド型の株式商品を購入していた分は、すべて「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」に寄せる形にしています。いまは価格が下落トレンドになっているので、低いうちにもう少し購入額を増やしておく、という考え方です。
【本ブログ参考記事】
信託報酬について
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIについて
【マーケット参考URL】
先月のマーケットの振り返り(2022年2月)(三井住友DSアセットマネジメント)

2022年2月末までの損益率と運用利回り推移


そして運用実績推移について、まずは損益率の推移です。
2022年2月末までの企業型DC損益率推移
この通り、大幅に下落した1月から、さらに下落しました。私の場合は1か月に数回管理画面で状況を見る様にしているので想像できなくなかった結果ですが、人によっては管理画面を見る機会はないかもしれないので、もし半年振りくらいに管理画面で実績を見たら相当ショックでしょうね…。外国株式中心でポートフォリオを構成していれば、ですが。

そして運用利回りの推移です。
202202investment-yield.png
遂に5%を下回りました。昨年末までは10%台を維持できていたのですが。ただ、利益確定を目的としたスイッチングをしない、と1月の段階で決めていたのでこの結果も受け入れたいと思います。

なお私が勤務する企業の場合、運営機関は三菱UFJ信託銀行になりますが、三菱UFJ信託銀行が参考として毎月レポートしてくれている「☆データで見る確定拠出年金☆」で見ても、やはり加入者全体で運用利回りは下落しています。
■2021年2月末時点 ※1月末時点のレポートが見当たらず、2月末のもので代用
202202data2.png
↓↓↓
■2022年1月末時点
202202data1.png
この様な形で、運用利回り13%以上である加入者の割合は5.7%→2.4%と大きく下落しています。
もし最近、例えば2021年7月以降から確定拠出年金、あるいはiDeCoを開始されている方は現時点ではマイナスとなっているかもしれませんが、いまの運用利回り、損益率に必要以上に敏感にならない方が良いと思います。スイッチングやリバランスで元本確保型の商品にシフトする、などの対策は逆にもったいないと思います。

2022年3月以降の企業型DC実績見込みについて


2022年も早いもので2か月が終了しました。今後の市場を踏まえると、米国によるインフレ高騰を抑止するための金利引き上げ、そしてウクライナ情勢も緊迫している状況下になるので、今年の株式市場はアップダウンが激しく、年間を通じてみればマイナスで推移する可能性も十分に考えられるな、と個人的には思っています。ですので、今年に関しては損益率や運用利回りは期待しません。

ただ、長期的に見れば、国内株式市場はともかく米国の株式市場はまた上昇トレンドが訪れる筈です。以下が過去の米国における主要な経済指標になりますが、以下の様に大きく上昇しています。
米国における主要経済指標の推移
Google Financeより
※Google Financeでは10年、20年といった期間で抽出不可のため、最大期間で抽出したグラフです。

私の場合は確定拠出年金のゴールを迎える60歳到達まで、まだ15年以上あります。その間に株式市場は回復すると考え、2022年、あるいはこの先数年は大きな成長が無くても、ひたすら我慢したいと思います。そして現状と同様、外国株式を中心として毎月コツコツと積立投資をしていく運用を維持したいと思います。
先月の実績振り返りでも掲載していますが、色々とネット検索をして自分が最も腹落ちした参考URLを改めて掲載します。
急落時も投資継続で評価益が拡大、「S&P500」20年間積立投資でシミュレーション(2021/1/27 MORNINGSTAR)

まとめると、今年の企業型DC運用は「我慢」「揺さぶられない」「地道に外国株式商品を中心に積立投資」で行きたいと思います。

著者:gnc21
東京都在住。本業はWebサイト・スマホアプリのデータ計測支援や分析業務を行うアナリスト。
企業型確定拠出年金の運用を2020年より開始。投資運用経験は企業型確定拠出年金のほか、一般NISAによる国内株式の特定銘柄購入、投資信託やETF購入が中心。