2021年9月末時点の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

10月に入り、今年もあと3か月になりましたが月が明けたので9月末時点の企業型DCの運用実績を振り返ります。9月は海外、国内とも株式市場は下落傾向という事もあり、これまで順調に伸びていた損益率も大幅に下落する結果となりました。


2021年9月末の運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比


それでは各運用商品カテゴリーごとの資産評価額構成比を、8月末時点と比較します。
企業型DC2021年9月資産評価額構成比
構成比でみると、株式は大きく変化していません。ただ、拠出金を海外株式に寄せている状態にもかかわらず海外株式の構成比は8月末と変わらない状態のため、海外株式は9月は下落が大きかった、とも言えます。事実、9月は米国株式は混とんとしていた状態で大幅に下落する日も数日ありました。国内も9月頭は日経平均株価が3万円台になったりしましたが、今日10/4の日経平均株価・TOPIXは下落しており、直近は海外も国内もさらに下落することもありそうです。

本日になり証券会社サイトでも9月のマーケット状況をまとめたWebページが確認できたので、参考として以下に紹介します。
先月のマーケットの振り返り(2021年9月 三井住友DSアセットマネジメント株式会社)

2021年9月末の運用実績(損益率スコア)


次に損益率の推移です。
202109rate-of-return.png
※実績管理を本格的に開始した2020年12月末の損益率を「1」として作成した損益率の推移グラフ

結論として、大きく損益率は下がりました。3月時点の実績をやや下回る状態です。なおこれは損益率スコア、という形で開示していますが、運用利回り率で言うと、約4%ほど下落しています。米国株式中心で運用しているので、9月に関しては致し方ないかな、と考えています。
個人としてはそれでも年始を上回る損益率は維持できたし、逆に下がった分で直近は多くの口数を購入できている筈なので、長い目で復活してくれることを期待しています。元本確保型にスイッチングすることで利益を確定する、という事もできなくはないですが、そうするとこれまでの複利の効果もなくなる気がしているし、ドル・コスト法でのカバーに頼りたい、という方針でいます。

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積立投資の早すぎる利益確定は複利効果の機会を失うのか(2021/8/29)

10/1 NIKKEI NET記事によるREIT関連記事の紹介


最後になりますが、直近では金利も上昇するなどの話も上がってきており、株式商品以外にも債券商品も値が落ちる、という可能性があります。そのため、確定拠出年金の直近の損益率もあまり期待できないな、と考えていましたが、そんな中で以下のような記事を見つけました。

「金利水没」市場をREITが救う(2021/10/1 NIKKEI NET)

この記事を見て、REIT商品に対しての見方が少し変わりました。REITは不動産投資に分類される商品なので、頭の中ではオフィス、マンションなど住宅の資産価値という風に捉えていました。ただ、この記事で分類されていた「物流施設」という区分はあまり想定していませんでした。簡単に言えば、REITに対しての理解不足です。
昨今はリモートワークを本格的に導入する企業も増えてきているので、オフィスの価値は必然的に下がると思っています。ただ実際にそうなった場合、昨年からも伸びている宅配やECなどは需要が消えない=物流施設も需要は消えないことになると思います。すると物流施設やオフィス施設はどちらかが価値が下がっても、どちらかは上がっている可能性が考えられるので、確かにこの記事の通り魅力はあるな、と感じました。

現在RIETについては、信託報酬率の低い「三菱UFJ <DC>先進国REITインデックスファンド」に8月から割合を増やしています。ただ不動産投資という側面もあり、そして最近話題となっていた中国のとある不動産企業の話もあったので少し不安でしたが、この記事を見て少し安心した、というのが本音です。
引き続きREITにも少し拠出金を回す形で運用を継続してみたいと思います。

【ブログ内の関連記事】
REIT商品による不動産投資の魅力を考える(2021/8/8)

著者:gnc21
東京都在住。Webサイト・スマートフォンアプリのデータ計測支援や分析業務を行う会社員。
企業型確定拠出年金の運用を2020年より開始。投資運用経験は企業型確定拠出年金のほか、一般NISAによる国内株式の特定銘柄購入、投資信託やETF購入が中心。