企業型確定拠出年金の運用考察 TOP > 企業型DCの運用利回り実績 > 大幅下落で着地。2022年1月の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

大幅下落で着地。2022年1月の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

1月が終わり2月に入りましたので、2022年1月末時点の企業型DC資産評価額構成比と運用実績について振り返りたいと思います。記事タイトルにも記載している通り、2022年1月は大幅に下落する形となりました。

2022年1月末時点における運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比


まず2022年1月末時点における運用商品カテゴリー別の資産評価額の構成比から振り返ってみます。
2022年1月末時点の運用商品カテゴリー別資産評価額構成比
上記の通り、外国株式と国内株式がそれぞれ減少しました。私は毎月の拠出額の約70%を外国株式の商品に配分しているので、順調ならば外国株式の割合は毎月アップしていく計算になりますが、この様な結果になりました。この時点でもう1月末は芳しくない状態であることが良く分かります。

この結果になった最大の要因は、これまで順調に上昇していた1月の株式市場が暴落を始めたことです。NYダウ、NASDAQ、日経平均株価は2022年年初から以下のような推移でした。新型コロナウイルスへの不安で大暴落した2020年3~4月以来の大幅下落で、市場で調整が入った形か、と思います。
20220206_GoogleFinance_2022.png
Google Financeより

より詳しい要因は以下URLで確認ができますが、「金融緩和の終了」「インフレ対策に向けた長期金利上昇への不安」が大きな要因になっており、2022年はしばらく落ち着かない市場動向になりそうだ、と思っています。
先月のマーケットの振り返り(2022年1月)(三井住友DSアセットマネジメント)

2022年1月末までの損益率と運用利回り推移


そして私の企業型DCの実績ですが、まずは損益率です。
企業型DC損益率2022年1月末までの推移
結論から言うと、前年1月を下回る損益率まで一気に下落しました。一言で表現すると、「2021年に積み上げられた運用益が一気に吹っ飛んだ」状態です。もちろん2020年4月開始以降、最大の下落でした。

そして運用利回りはこの様な実績となりました。
202201investment-yield.png
個人的に維持したかった10%台を大きく下回る状態で、運用利回りが管理画面上から確認できるようになった21年5月以降で、最も低い数値です。

この下落に関しては、いま私がメインに運用する商品が「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」になるのですが、この商品が組入する銘柄が米国のハイテク企業が中心であることも要因です。つまりNASDAQの大幅な下落の影響を大きく受けている状態です。野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 2021年12月月次レポート(PDF)を見ると、組入する銘柄の上位10位はGAFAMなどに代表される企業となっています。
補足すると、これらは1月末(正確には日付が2/1になった直後)に記録したものですが、2月に入りNASDAQはやや回復傾向になったので、本日時点の運用利回りは8%台までは復調しています。

1月の暴落を受けた今後の対策について


では、この暴落を受け、どのような対策をするべきか。私は実は何もしていません。ほったらかしの状態です。特にスイッチングもリバランスもしてません。
おそらく対策としては以下のいずれかだろうと思っていました。

  1. ドル・コスト平均法に期待して、ほったらかしの状態にしておく
  2. これまで積み上げた利益分をいったん元本保証型商品へスイッチング、またゼロから株式商品を購入していく

このうち前者を選択したのですが、理由としては売却した際の複利への影響が気になったからです。確定拠出年金やつみたてNISAで利益を膨らませるためには複利効果を活かす必要があると理解しているので、利益を確定してしまうとその複利効果もゼロからやり直しになりそうだ、と考えています。実際には上記2つのパターンでABテストが出来ればいいのですが、確定拠出年金でABテストを実行する勇気もありませんでした。
また利益確定のためのスイッチングなら、昨年12月末には実行すべきでした。下落した後にスイッチングをしても意味が無い、という判断もあります。スイッチングは管理画面で実行後、ある程度の営業日を要します。ですので、下落が始まってから実行しても後の祭りになりやすいです。
とは言いつつ、自分の考えが正しいかは自信はありませんので、インターネット上で色々調べてみました。その結果、以下の記事を見つけました。
急落時も投資継続で評価益が拡大、「S&P500」20年間積立投資でシミュレーション(2021/1/27 MORNINGSTAR)
この記事では「投資継続」と「投資一時停止(2パターン)」それぞれのシミュレーションを行っている記事ですが、結果として投資継続が最も良かった様です。もちろん投資は自己責任になるので記事結果を鵜吞みにはしませんが、個人的には参考になりました。そのため「今後も下落は起きるだろうが、運用はほったらかしで行く!」という自己判断に繋がっています。

上記の通り自身の考えとして整理はしましたが、その日のメンタル次第ではネガティブに捉えてしまう事もあるかもしれません。そんな時は以下の推移を見て心を落ち着かせる事にしています。
過去5年の株式市場指数の推移
Google Financeより
どのみち、確定拠出年金は60歳以降でなければ引き出せないので、いまの市場動向に心を揺さぶられる必要はないと考えています。長期で見れば高い確率で上昇する可能性の方が高いので、慌てずにほったらかしのまま今後も推移を見ていきたいと思います。

著者:gnc21
東京都在住。Webサイト・スマートフォンアプリのデータ計測支援や分析業務を行う会社員。
企業型確定拠出年金の運用を2020年より開始。投資運用経験は企業型確定拠出年金のほか、一般NISAによる国内株式の特定銘柄購入、投資信託やETF購入が中心。