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運用利回りはV字回復。2022年3月の企業型DC資産評価額構成比と運用実績

4月になり新生活の開始時期となりました。新社会人が会社から企業型確定拠出年金(企業型DC)の説明を受け始めているのか、または拠出額変更の時期と重なっているのか分かりませんが、このブログへの訪問数も増加しています。そして月初となったので、過去月と同様に2022年3月末までの企業型DCの実績を振り返っていきます。

2022年3月末時点における運用商品カテゴリー別の資産評価額構成比


まずは資産評価額構成比の結果ですが、以下の様になりました。
企業型確定拠出年金2022年3月末時点の資産評価額構成比
変化としては、外国株式とその他の割合が微増、そのほかの商品カテゴリが微減という形です。なお、私の場合は「その他」はREIT商品が該当します。現状は先進国を対象としたREIT商品(三菱UFJ<DC>先進国REITインデックスファンド)に10%の拠出額を割り当てている状態です。
現状、月々の拠出額では

  1. 外国株式商品に拠出額の約7割
  2. 国内株式商品に拠出額の約1割
  3. 外国REIT商品に拠出額の約1割
  4. 残り8商品に拠出額の1%

  5. この様な形で拠出額を割り当てているので、ほぼその形と同様になっています。

    なお2月末の段階ではウクライナ情勢や原油価格の高騰、そして米国の金利引き上げなどマイナス要因が多かったこともあり、外国株式商品の割合が減少していました。それが3月末になり一旦回復した状態です。なお、先月のマーケット情報について過去の振り返り記事で掲載していましたが、本記事執筆時点でまだ公開されていません。ですので、通常参考にしている三井住友DSアセットマネジメント社のURLを下記に記載しておきます。おそらく週明けには公開されるのでは、と思います。
    週次・月次市場情報(三井住友DSアセットマネジメント)

    2022年3月末までの損益率と運用利回り推移


    そして、過去月からの損益率推移については、以下の様になりました。
    企業型確定拠出年金過去13か月の損益率推移(2022年3月末時点)
    2月末からはV字回復となっており、私の企業型DC運用上で、過去最高に損益率が良かった21年12月末時点の実績と同等レベルまで一旦回復しました。

    また、運用利回り(年率換算)も過去最高値までには達していませんが、損益率と同様にV字回復しています。
    企業型確定拠出年金過去13か月の損益率推移(2022年3月末時点)
    2021年の各月と比較すると劣りますが、個人的に一つの目安としている運用利回り10%台には回復しました。

    ただ、損益率や運用利回りが急下落した1月から2月にかけ、私は運用で大きな変更は行っていません。つまり、自然に数値が回復してくれた状態なのですが、この3か月の推移を振り返ると「去年の段階で運用スタイルは見直しを行っていたので、今回はほったらかしにしていて問題なかった」という結論となります。
    この1月~3月ですが、リスクヘッジのため元本確保型商品や債券型商品にスイッチングをした方も居れば、逆に今が好機と考え外国株式商品に購入比率を増やした方も居るかもしれません。個人の運用に対する考え方はそれぞれ異なりますが、企業型DCの運用に関しては目先の数値変化に振り回されない運用スタイルの確立も必要か、と個人的には感じます。

    新年度の時期は企業型DC管理画面のログインを忘れずに


    1~3月は運用をほったらかしにした、と記載しているので真逆な事を記載しますが、情報収集もほったらかしにして良い訳ではないと思います。特に4月は新生活の開始時期で、会社でも様々な制度変更、あるいは新しい制度が適用開始になる時期です。企業型DCもその例に漏れず、4月は制度について動きが起きやすい時期になると考えています。実際、私が従事する企業の企業型DCではこの4月からターゲットイヤー商品など、計11商品が追加になっています。
    2022年4月1日追加商品のお知らせ
    ※三菱UFJ信託銀行「私の確定拠出年金」サイトより

    ターゲットイヤー商品の詳細はまた別の機会で記事にしてみたいと思いますが、企業型DC終了時期を意識して、バランス良く運用商品をコントロールしていく商品です。具体的に商品の1つを挙げると、以下商品が該当します。
    マイターゲット2030(確定拠出年金向け)(野村アセットマネジメント)
    上記は2030年に企業型DCの運用終了する加入者を想定したケースの商品ですが、終了時期に伴い、最後の4桁が「2035」「2040」…といった具合に変わる商品です。

    この様な形で、もしかしたら皆さんが加入している企業型DCでも、新しい商品が加わっているなどの可能性があります。しばらく管理画面にログインしていない場合は、念のためチェックしておくと良いと思います。

    著者:gnc21
    東京都在住。本業はWebサイト・スマホアプリのデータ計測支援や分析業務を行うアナリスト。
    企業型確定拠出年金の運用を2020年より開始。投資運用経験は企業型確定拠出年金のほか、一般NISAによる国内株式の特定銘柄購入、投資信託やETF購入が中心。